【登山】八ヶ岳 硫黄岳・桜平登山口コース情報

八ヶ岳

八ヶ岳 硫黄岳に登ろう!

硫黄岳(いおうだけ)は八ヶ岳に位置する標高2,760mの山で、日本百高山に選ばれています。

硫黄岳に登りたい!という方のために実際に登ってきた経験をもとに写真付きでコースの様子を紹介します。

この記事で紹介するのは硫黄岳の主要な登山ルートの1つである桜平登山口コース。桜平から夏沢峠を経由して硫黄岳へ登り、硫黄岳から赤岩の頭を経由して下山するコースとなっています。鎖場、はしご場はないため、八ヶ岳の中でも安心して歩けます。

「八ヶ岳を見るための八ヶ岳」とも言われる硫黄岳山頂からの絶景は必見!

硫黄岳・桜平登山口コース概要

標準タイムは6時間9分で日帰り可能。コース断面図はきれいな三角形で、登り返しはほとんどない歩きやすいコースです。

今回のコース概要はこちら↓

https://yamap.com/activities/32010686 YAMAP活動日記から引用

桜平登山口コースの様子

桜平駐車場

桜平駐車場は上・中・下の3か所があり、いずれの駐車場も無料で利用可能。今回は中駐車場を利用しています。

駐車場駐車可能台数登山口までの距離トイレ
20台0.3km
60台0.6km
70台3.5km
https://www.o-ren.net/news/entries/2017/000271.php オーレン小屋HPより

夏のハイシーズンには上・中駐車場は5時頃には満車になってしまうため要注意。また、桜平駐車場までの道は、すれ違いも難しく、凹凸も激しい未舗装路なので運転に不慣れな方や、車高の低い車だと大変かもしれません。

この駐車場までの道が「硫黄岳の核心部分」との話も…。

桜平駐車場~夏沢鉱泉

桜平駐車場から夏沢鉱泉までの登山道は、夏沢鉱泉まで向かう関係者車両が通行するため、登山者が歩くには十分すぎるほど広く整備されています。

桜平ゲート

道中には北八ヶ岳のような苔の森や、八ヶ岳の豊富な水量からなる滝などを楽しむことができます。

苔の森

夏沢鉱泉は宿泊だけでなくランチ営業もしています。

夏沢鉱泉

夏沢鉱泉~オーレン小屋

夏沢鉱泉からオーレン小屋までの登山道は、夏沢鉱泉までの登山道ほどではありませんが、人がすれ違うには困らないほどの広さで整備されています。

オーレン小屋は宿泊(小屋・テント)だけでなくランチ営業もしています。水場もあるため、ここまでで水が減っているようであれば補給しておきましょう。

オーレン小屋
オーレン小屋売店メニュー
オーレン小屋水場

オーレン小屋~夏沢峠

オーレン小屋から夏沢峠までの登山道も、十分に整備されています。樹林帯を歩くのはここまでで、登るにつれて空が開けてきます。

夏沢峠まで登ると硫黄岳の爆裂火口がどん!

夏沢峠にはヒュッテ夏沢など山小屋はありますが、現在、営業はしていません。

夏沢峠から見た硫黄岳

夏沢峠~硫黄岳

夏沢峠から硫黄岳の登山道はこれまでの登山道から様子が一変。樹林帯は終わり、石がごろごろした道に変わります。

眺望が一気に開けるため、景色を楽しみながら登れます。

道中の景色 霧ヶ峰(手前)、鉢伏山(中)、北アルプス(奥)

硫黄岳山頂

硫黄岳山頂はものすごく広い。1,000人くらいいても平気そう。

「八ヶ岳を見るための八ヶ岳」の異名は伊達ではなく、北八ヶ岳、南八ヶ岳の主要峰を一望することができます。その迫力は必見!

見ていると登りたくなってくる…!

硫黄岳山頂標識
広い山頂
南八ヶ岳
北八ヶ岳

硫黄岳~赤岩の頭

硫黄岳から赤岩の頭へは稜線上の岩場とざらざらとした砂場を下っていきます。赤岩の頭から見上げる硫黄岳は登りでみたものとはまた違った山容を見せます。

赤岩の頭からみた硫黄岳

赤岩の頭~オーレン小屋

赤岩の頭からオーレン小屋へはハイマツ帯、樹林帯を下っていきます。これまでと比べると幅は狭く、すれ違いには少し気をつかいます。

この区間は眺望が限られるため、私は下りで使うことが多いです。オーレン小屋まで下りたら、あとは登りに使ったルートを戻ってゴールです。

おわりに

硫黄岳・桜平登山口コースは危険なポイントもなく、眺望もよいため、とても登りやすいコースです。山頂からの景色もバツグンで、また八ヶ岳に登りたくなること間違いありません!

八ヶ岳に登りたくなった方は、ぜひ、「硫黄岳」に挑戦してみてはいかがでしょうか?

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