ニュウ 標高2,352m
北八ヶ岳の端に位置する小さな岩峰「ニュウ」へ登ってきました。山頂は眺望がよく八ヶ岳の山々、富士山を見ることができます。日本二百名山の天狗岳へ登るコースへの経由地として登られることが多い山です。
白駒池は標高2,115mに位置する自然湖で、標高2,000m以上に位置するものでは最大のものです。苔の森や紅葉を目当てに登山客だけでなく多くの観光客が訪れます。
今回登った白駒池からのコースのほかに、シャクナゲ尾根、白樺尾根から登るコースなど複数のコースがあります。
深夜から登ったため、道中の写真は下山時に撮影したものを紹介しています。
活動データ
麦草峠から白駒池を経由してニュウまで至るコースです。距離は8.3km、獲得標高は386mとなっています。総距離に対する獲得標高は少なく見えますが、白駒池を超えるまではアップダウンは緩やかで、その後急登になっています。
コースの概要はこちら↓(山頂に2時間滞在しているためタイムは長くなっています)
コース紹介
駐車場
今回は麦草峠の無料駐車場を利用しました。駐車場は区画されていないため、利用する人次第ですが、30台ほど駐車可能と思われます。夏の登山シーズン前ですが朝7時ころにはほぼ満車になっていました。
駐車場には水洗トイレ(協力金制)があり、利用可能です。
なお、白駒池から入山する場合は、白駒池の駐車場(有料)が近くにあり、そちらも便利です。路上駐車はしないようにしましょう。
麦草峠~白駒池
麦草峠から白駒池までは木道などでよく整備された遊歩道になっています。アップダウンもあまりないため、登山者以外の方にも歩きやすい場所になっています。
白駒池~ニュウ
白駒池からニュウまでは原生林が広がるコースになっています。白駒池から離れて登山道に入っていくと、ぬかるみや岩、木の根でできた小刻みなアップダウンが続きます。終盤は急な登りになっています。
山頂手前までは原生林が続いていますが、山頂付近に出ると岩場となり、ニュウの岩峰が姿を現します。
ニュウ(山頂)
ニュウの山頂は岩場となっており、平らなスペースはほとんどありません。山頂からは日本に百名山の天狗岳、となりに硫黄岳、その向こうに遠く富士山を望むことができます。
おわりに
ニュウは八ヶ岳の中では比較的手軽に登れるコースなので、八ヶ岳に挑戦してみたいという方の入門にはいいコースかと思います。
また、白駒池にも周囲1.6kmの遊歩道が整備されているため、登山をする人、しない人、誰でも手軽に自然を満喫できる場所になっています。山荘やテントサイトなどもあり、宿泊することも可能です。
みなさんの登山計画の参考になれば幸いです。
※白駒池から先は登山装備が必要です。装備なしでの入山は事故につながる危険があります。
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