【登山】美ヶ原(王ヶ頭・王ヶ鼻)・山本小屋ふるさと館往復コース情報

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お手軽日本百名山 美ヶ原に登ろう!

美ヶ原(王ヶ頭)は標高2,034mの山で日本百名山に選ばれています。

美ヶ原に行ってみたい!という方のために、実際に行ってきた体験と写真付きでコースの様子を紹介します。

この記事で紹介するのは山本小屋ふるさと館からのコース。美ヶ原の最高地点の王ヶ頭(おうがとう)と、美ヶ原で最も眺めがいいと言われる王ヶ鼻(おうがはな)を巡るコースです。

放牧地の中に整備された遊歩道を歩いてめぐります。日本百名山・美ヶ原に行ってみましょう!

美ヶ原・山本小屋コース概要

標準タイムは3時間11分、起伏はありますが傾斜がきつい場所はありません。放牧地の中の遊歩道をめぐる、歩きやすいコースです。

初心者向けの山ですが往復9.1kmあるため、普段運動不足の方が、軽い気持ちで行くと少し痛い目に合うかもしれません。

今回のコース概要はこちら↓

https://yamap.com/activities/32047257 YAMAP活動日記から引用

山本小屋コースの様子

山本小屋ふるさと館・長和町営無料駐車場

山本小屋ふるさと館・長和町営無料駐車場は標高1,940m地点にあります。山本小屋ふるさと館は宿泊施設兼観光施設です。

駐車場はふるさと館の東側の第一駐車場が40台ほど、西側から回り込んで南側の第二駐車場が40台ほど駐車できます。

第一駐車場はきれいに舗装、区画されていて不安な場所はありませんが、第二駐車場は山の傾斜部に段々畑のように作られているため、車高が低いスポーツカーなどは入らないほうがいいかもしれません。(注意書きもあります)

今回は第二駐車場に停めてスタートしました。

第二駐車場の様子

駐車場~美しの塔

美ヶ原の登山道は砕石敷きの道で、放牧地の中をずーっと伸びています。幅も十分に広いため、観光の方はたくさんいますがのびのび歩けます。

5月下旬ごろから牛の放牧が始まり、放牧地でくつろぐ牛の姿がそこかしこで見られます。

たまに宿泊客送迎のバスが通行するため注意しましょう。

山本小屋の売店
放牧地の中の遊歩道
八ヶ岳と放牧中の牛

王ヶ頭に向かう途中には「うつくしの塔」があります。高さ約6m、この土地の特産の鉄平石で作られた塔です。

「おしゃれな観光スポット」といった印象ですが、実際の目的は濃霧が発生しやすい美ヶ原で遭難者が多発したため、避難するための施設として1954年に建てられたものです。

美しの塔~王ヶ頭

引き続き砂利道を進んでいきます。

王ヶ頭には王ヶ頭ホテルとたくさんのテレビ局の電波塔が建っています。スタート時点からずっと見えてはいますが、なかなか着きません。

うつくしの塔から標準タイムで50分かかります。

王ヶ頭を目指して
王ヶ頭ホテルと電波塔
王ヶ頭ホテル

山頂につくと「美ヶ原頂上王ヶ頭」の石碑があります。ここからは北アルプス、中央アルプスと松本盆地の街並みを望むことができます。

ホテルや電波塔に囲まれているので西側の眺望はいいのですが、他の方角はちょっと…。

ということで美ヶ原一の展望台、「王ヶ鼻」を目指します!

王ヶ頭

王ヶ頭~王ヶ鼻

王ヶ頭から先は道も少し細くなり、人も一気に減ります。王ヶ頭から王ヶ鼻までは25分ほど歩きます。

王ヶ鼻は標高2,008m、広い美ヶ原の西端にあります。ごつごつした岩場になっており、北アルプスから南アルプスまで一望できるビューポイントです。

岩場の上には王ヶ鼻神社の祠と石像が並んでいます。

王ヶ鼻
北アルプス
王ヶ鼻から見た王ヶ頭

百曲がりコース

ずっと砂利道が飽きた方は「百曲がりコース」と呼ばれるコースが王ヶ頭の裏からうつくしの塔近くまで伸びています。

笹原の中をのんびりと歩いて行くコースです。

途中には烏帽子岩と呼ばれるポイントがあり、上に立つとけっこうな高度感があります。

百曲がりコース
烏帽子岩

おわりに

美ヶ原はお手軽に行くことができる日本百名山です。

今回紹介したコースのほかにも、美ヶ原の道の駅から牛伏山を経由するコースなど、様々なコースがあります。

簡単にアクセスできる2,000m級の日本百名山、美ヶ原にぜひ行ってみてはいかがでしょうか?

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